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2009.07.26/Sun  16:11:47

 
コミット(補足) 
 

前回,コミットとは何か説明したが,自分で読んでも分かりづらいことが判明.
もうちょっと例を出してみる.
(元ネタ:http://rugrob.blog114.fc2.com/blog-entry-33.html

4対3の場面を考えてほしい.

2対1なら確実にラインブレイクすることが求められるが,同じ1人分のオーバーラップでも4対3や5対4では,その難易度ははるかに高い.

こういう場面で考えなくてはいけないことは,どうやって外で2対1を作るかである.
そしてこれがとても難しいことは皆さんご承知だろう.

外で2対1を作るにはAT側3人がそれぞれトイメンのDFをコミットしなくてはいけない.

SOはSOをコミット,iCTBはiCTBをコミット,oCTBはoCTBをコミットする.

コミット,コミット,コミットでパスーンと抜けるイメージである.

こう言うときのコミットの仕方はいろいろ言われているところだろう.

縦のスピードが大事
流れるな
インサイドランしなさい
などなど

しかし,スピードよくインサイドランできたからってDFがずれれたら意味がない.

何度も言うがDFの動きを殺してこそコミット.

これを勘違いしてはいけない.
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2009.07.24/Fri  00:26:03

 
コミット 
 

「rugby phrase」の続きといったところだろうか。
今日は「コミット」という言葉を紹介する。

これは「キルザポップ」よりはもっと一般的なことばで、上位チームでは常識であろうと思うが、ググってみたところそれらしい説明がなかったので書いてみる。

コミットcommitは日本語では「かかわり」としてよく使われているようだ。ラグビーでもおそらくその意味から派生してきているものと考えられる。(または外国から入ってきた言葉か)

ラグビーにおけるコミットとはATのDFとの関りのことを言う。しかし、ただ単の関わりではなく、むしろDFを強制的に引き込んで関わりを持たせる、と言ったほうが正しい。

また、コミットを単順に「DFを引き付ける行為」と訳してしますのは実にもったいない行為だ。

今日もかなり回りくどい言い方になってしまったが、まず使い方の例から示そう。

「センターがDFをコミットしきれなかったからウイングでつかまった」
「タテのスピードがないとDFをコミットできない」

先にも言ったがDFを引き付けるだけがコミットではない。

コミットとは、DFを引き付け、さらにそのDFが外のカバーDFにすらすぐにいけなくしてしまうことを言う。

言葉にしてしまうと「そんだけかい」と言われそうだが、このDFをその場に縛り付けるような意識こそ大事なのである。

この考えから基本的でかつ重要な「2:1論」が生まれるが、この理論については後日詳しく説明するとする。ただ、例として2:1をイメージするのは効果的である。

あなたはボールキャリアーで今からDFをコミットして外のプレーヤーを先に進めたい。さて、どんなコース、どんなタイミングでパスをするべきだろうか。

もちろんタイミングが速すぎるとずれられるし、流れてしまってもダメ。

コミットしなくてはならない。

ただ単に引き付ける行為をしても、結果的にDFがずれれたらコミットできたとはいえない。

よく高校生とかに「DFを引き付けてからほれ」とか「ながれるな」とか指示する指導者がいるが、「コミット」を教えてあげれば小学生でも理解できるだろうし、高校生ともなれば他の場面でもコミットの考え方を応用できるようになるだろう。

分かりずらい内容になってしまったが、「コミット」という「コトバ」の持つ威力が、「引き付けろ」という言葉より強力であることが分かってもらえればうれしい。

今日はここまで。

詳細は後日「2:1論」にて述べる(予定である)。
category: ラグビー
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2009.07.11/Sat  21:04:27

 
ragby phrase 
 

久々の記事.

ラグビー用語,とくに戦術やスキルに直結するような「コトバ」は時に大きな威力を発揮します.
特にジャパン語は洗練されていて分かりやすく,効果も折り紙つき.

ラグビー用語と言っても,「倒れ込み」とか「ハイパント」が何を意味をするか,ということを言いたいのではありません.また,「C」が「クロス」というようなチームでのサイン名のこと言っている訳でもありません.

例えば,ジャパン語と呼ばれるものに「キル・ザ・ポップ」というのがあります.これは,もちろんルールブックにも載っていないし,相手にばれない様にしなければいけないサインでもありません.

「アルティメットクラッシュ」という「コトバ」が似ているかもしれません.それは合言葉のようなものでチームの意識を統一することができます.

しかし,私の言うコトバの効果はそれに留まらず,実際に試合の一つ一つの場面で威力を発揮します.

「キル・ザ・ポップ」というコトバの意味を説明しようとおもいます.

「キル・ザ・ポップ」
国際的には体の小さなジャパンが,体の大きな選手を止めるにはどうすればよいか.
一生懸命,下や上にタックルに入っても,うまくはずされてたりして,オフロードでつながれてしまう.
そこで考え出されたのが「キル・ザ・ポップ」というコトバ.

今までは
「一人目は下だ!」
「二人目はボールだ!」
「ポップさせるな!」
といろいろ言っていたのを,この一言でまとめたわけです.

例えば,試合中にオフロードでつながれるシーンが多くなると.
「キル・ザ・ポップはどうした?」
「みんな,キル・ザ・ポップに集中しろ」
などと言って,意識を高めることが可能になるのです.

「キル・ザ・ポップ」といコトバには多くのスキルが詰まっていて,かつ,DFの意識を高めることが出来ます.

では,具体的に「キル・ザ・ポップ」の内容を説明しましょう.

といっても,非常に簡単な話です.

要は,相手にポップさせないにはどうすればいいか考えればよいのです.

一人目は「必ず下へ(強く)入ること」

細かなスキルには触れませんが,ファーストタックラーで相手のボディバランスを完全に奪うようなタックルが出来れば,それでもう相手はポップが出来ないわけですからOKということです.上でははじかれるので駄目です.しかし,外国人は大きいので,一人目のタックルではびくともしない.そんなときは

二人目は「上へタックルへ行くこと,できればボールにはたらきかけること」

タイミングにもよりますが,相手がポップ動作に入る前に到達できればもちろんボールに噛みに行くべきでしょう.激しく押し倒しながら絡むことが出来れば,もう安心です.しかし,二人目が入ってもまだ駄目かもしれない.

三人目は「キャリアとポップを受けようとする選手の間に入ってパスコースをふさぐ」
もしくは「ポップパスを受ける選手にキャッチと同時にタックルに入る」

これもタイミングによって判断が必要ですが,相手がポップを狙っているならパスコースに入ってしまう.オフロードはもともとリスキーなプレーですから,相手ジャージが目に入ればそれだけであきらめます.このパスコースからキャリアに働きかけることも出来るでしょう.まだモールは成立していませんから,ボールにかんでやればいいのです.しかし,どうしてもポップされてしまうときもある.そんなときはレシーバーにタックルに行く.特にパスを受ける瞬間は大きい選手といえど隙が出来ます.この瞬間を狙います.

このような1つの目的のための一人目,二人目,三人目の動きや意識付けをまとめて「キル・ザ・ポップ」と言います.

さて,「キル・ザ・ポップ」をご理解いただけたでしょうか?

このようにひとつのコトバで複数のプレーを意識できるのはとても効率のよいことだと思いませんか?

もう一度言います.

このように「キル・ザ・ポップ」を理解した上だと

「キル・ザ・ポップしてないじゃないか」
「キル・ザ・ポップしないと止まらないぞ」

といえば,みんながそのスキルを思い出し,DFの意識を高めることができますね.

今回は「キルザポップ」というコトバを紹介しましたが,このような大事なコトバはまだまだあります.これを機に,「コトバ」の重要性を知っていただければなによりです.

また,まだまだ知らない部分が多いので,このようなコトバ,他に何かあれば教えていただきたいです.

以上.
category: ラグビー
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