10« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.»12

--.--.--/--  --:--:--

 
スポンサーサイト 
 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
TB: --  |  COM: --
go page top

 

2009.04.09/Thu  00:58:48

 
SHの仕事 
 

SH(スクラムハーフ)の仕事は非常に多い。だからこそ、それに似合った能力が求められる。

かつて社会人ラグビーでSHをやっていたある方(40代)に質問されたことがある。
「SHに一番必要なものは何だと思う?」

練習後のグラウンドでだったがみんな真剣に答える。
「パススキルです」
「判断力です」
「声による指示」
「リズムを生み出す」

なぜかどれも不正解。では答えは?

「スタミナだよ」

みんなこころの中で愚痴る。

『確かにそうだけどよー!!』
『スキル教えてくれよー!!』

私は別にこれが正解だとは思わないし、順位もつけられない。ただ考えるいい機会になったのは確かだ。この日から数年がたち、私も今やOBであるが、このあたりで私の考えるSHをまとめておきたい。

まず、

パススキル:下のパスはもちろん、柔軟なハンドリングスキルがあること。
アジリティー:体型を活かしたすばやい動き
キックスキル:ハイ、ショート、ロング、グラバー
フィットネス:比較は難しいが、チームで一番
フィジカル:DFではFWを相手にする機会が多いので必要

ここまではSHの基礎能力。逆にこれに当てはまる人間がSHになることが多いが、パスにしてもキックにしても毎日欠かさず練習しなくてはいけない。しかし、もちろん基礎だけではSHにはなれない。

ナレッジメント
:ラグビーの理解
:ゲームの流れの理解・コントロール
:FW、BKへの適格な指示

ゲームを重ねればある程度身につくが、ゲーム以外からも積極的にラグビーの勉強をして、それをフィードバックすればさらに上達できる。

このナレッジメントについてはすべてに言及しないが、とても奥が深い。以下私的な意見を述べさせてもらう。基礎能力を身につけナレッジメントを勉強中の中級者を対象に、えらそうにもいくつかアドバイスをしたい。
(といののもグランドで後輩に教えるがまったく上達しないのでここでまとめておきたい。「上達してねえなら間違いだ」というご指摘は無視。)

アドバイス①「ダックアウトから速いテンポを生み出す」

ダックとは北京ダックのダック、あひるのことだ。ダックアウトとは、あひるが水中に頭を突っ込むように、SHもラックに頭を突っ込みボールをほじくり出すということ。ラックからボールが出てくるのを待っていてはいけない。タックルがおきた瞬間にボールをもらってさばいてもいいぐらいだ。そう心がけていれば自然と速いテンポになる。(当然、高いフィットネスが要求されるが)。攻撃のテンポは速ければ速いだけいい。緩急をつけるのは上級者になってからだ。

アドバイス②「味方のラインブレイクを予測して頭だしをする。」

パスと同時に走り出すというのはSHの基本。これは先に述べたテンポアップにも繋がる他、ルーズボールへの対応が出来るなどメリットが大きいので必ずしてほしい。(正悪にはパスの体重移動を利用して走り出す)。思わぬところでラックになったからといって、あわてて走り出しも遅い。そして走るときに大切なのがコースだ。パスの方向へ走り出してから予測されるポイントへすばやく移動する。がしかし、それでは後手になってしまうときがある。ラインブレイクしたときだ。これを避けるため、オーバーラップなどでラインブレイクが予想できるときは、一人で先にDFラインの裏へ出てしまう。(ぐらいのコースをとる)。これはハーフにしかできない。そしてFBと2対1をつくりトライへ結びつける。ラインブレイクの後、DFラインの裏へ出てサポートをすることを頭だしというが、ボールより前、すなわちオフサイドの位置で待ち構えていても何の反則にもならないし、メリットは大きい。

アドバイス③「常に敵ウイング(左右)と敵FBの位置を把握しておく」

ボールアウトから次のブレイクダウンへ寄っていくとき、一瞬でいいから視野を広げ、この3人の位置を頭に入れてほしい。しかし、実際には難しいので、単順に右奥と左奥のエリアに空間があるか判断できればいい。ボックス(ブレイクダウンのすぐ後方)も出来れば確認したい。もちろんそこに空間があれば蹴りこんでよいわけだし、攻撃の選択肢が増えることになる。また、これはブレイクダウンだけでなくペナルティーからのクイック攻撃の時も当てはまる。ペナルティーはターンオーバーの中でも特に隙が生まれやすい。例えば敵FBのノットリリースでボールを得たとき、下手なチームでは大体ノーフルバックになる。このチャンスを逃す手はない。

アドバイス④「ショートサイドにパラシュート」

同じオーバーラップ(数的有利)でも、4対3より2対1のほうが格段に抜きやすい。そしてその場面を作りやすいのが実はショートサイドだ。ショートサイドとはオープンサイドの逆、SOのいないほうを意味する。またSHがボールもって出ることを私はパラシュートと呼んでいる。いま、例えばショートサイドに敵味方2名ずついたとすると、SHが持って出ることで短い時間だが3対2を作ることが出来る。これはまさにスクラムの8-9攻撃のラック版と言えるが、なぜか多様されない。ショートサイドが別名ブラインドサイドと呼ばれているからか、敵にも味方にも死角なのだ。ここの攻撃の成功率を上げるには奇襲が一番。奇襲は聞こえが悪いが、相手の虚をつくことができる。

アドバイス④’「モールからシールオフ」

これはパラシュートに似ている。ルール改正でモールの機会が減ってはいるが、この攻撃でも相手の虚をつくことができる。シールオフとは、引っ付いていたものをはがすこと。すなわち、モール最後尾の選手にスクラムのNo.8の役割をさせ、モールから二アサイドに持って出させる。自分はすぐ外側をフォローし、パスかオフロードパスをもらう。もちろん、自分がモール最後尾でボールを保持し、持って出てもシールオフだが、SHがボールを持てば、DFフローターが眼の色を変えてしまう。

アドバイス⑤「DFはすべてのカバー、相手SHやSOの視線の先」

最後にDFに触れておく。近年のラグビーはFWとBKのしばりが緩くなり、流動的なAT、DFが展開されているが、それでもSHのDF時の役割は特殊で、高い能力を活かし、すべてのカバーDFを心がけなくてはいけない。そのすべてをここでは説明できないので、カバーDFのコツだけを述べる。また不可能そうなことだが、アタック時に相手の陣形を観察するようにDF時にも、特にSHとSOの動きを観察し、相手の狙いに予測を立てたい。例えば、ウラを覗いているぞとか、インサイドにFWを呼んだぞとか。それと同時に疲れているFWに的確な指示を出すことを忘れてはいけない。

んー、まずまず。いいたいことの30%ぐらいは書けたかな。でも益々SHに興味がわいてきた。

SHはとてもおもしろいポジションだ。これを見た経験者、もしくはこれからハーフを目指す人、何か意見があればなんでもいいのでコメント願いたい。是非参考にさせていただく。
スポンサーサイト
category: ラグビー
TB: 0  |  COM: 0
go page top

 

この記事に対するコメント

コメント投稿

管理者にだけ表示を許可する

go page top

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。